こんにちは、斉藤です。
FacebookやTwitterを見ていると、知らないひとが「有名人」として紹介されているのに驚くことがあります。
例えば、ブロガー界ではイケダハヤトさんやはぁちゅうさんは有名人ですが、それと同じように、
・はてなブログの有名ブロガー
・有名アフィリエイター
・有名インスタグラマー
・雑誌の有名読者モデル
などなど、それぞれの業界やコミュニティーによって、有名人が存在します。
起業女子の世界でもそうです。
日々、
「憧れの◎◎さんのセミナーに行ってきました!」
「あの◎◎さんに紹介してもらいました!」
といった投稿が流れてきますよね。
でも忘れてはいけないのは、その有名人はあなたの中でだけ、もしくはそのコミュニティーの中でだけだということです。
SNSやってると、SNS界の有名人やプロブロガーはすごい影響力あるって思いがち。でも、リアル重視で仕事してるひとや友だちに「〇〇さんが」って言っても「誰それ」で終わり。自分のいる世界がすべてじゃないんだぞ、は常に忘れないようにしないとね。
— 斉藤まさみ (@masapopopo0201) 2017年9月28日
あなたに影響を与える有名人は、他の人には1ミリの影響も与えない
起業女子の多くは、アメブロ・Facebook・インスタグラムを頻繁に投稿していますよね。
1日に複数回、自撮りやセレブ風写真、お客さんとのツーショット、日記などが流れてきます。
これは認知を広げることを狙った行動なわけですが、ただ知ってもらうだけではなく、「よく見かける=有名」と錯覚させる効果もあります。
毎日のように、お客さんとのツーショット写真や楽しそうな講座の写真が流れてきたら、ひとによっては「すごい、このひとは売れてるんだ、有名なんだ!」と思ってしまうんですね。
でも、ブログやSNSをやっていない友人やパートナーに聞いてみてください。
だれもこのひとたちのこと、知らないですよね 笑。
つまり、ごくごく狭い範囲でだけ、影響力を持っているということです。(その影響力が本物かどうか疑わしい場合も多いですが)
にも関わらず、一度憧れスイッチがロックオンしてしまったひとは、SNSで目にする情報がすべてと思いがち。
自分のいる世界が世間一般の常識だという思い込みは危険ですよ。
それ以外は悪!認めない!になっちゃうから。
インフルエンサーの誇大ブランディング
売れているように見える、有名人のように見える起業女子の影響力が、本物かどうか疑わしい場合も多いといいましたが、SNS上ではいくらでも嘘がつけてしまいます。
だって、ジャッジする材料は基本的に写真とテキストしかないですよね。
いくらでも事前に準備をして、どう見られるかを考えた上で演出することは可能なわけです。
動画にしても、リアル配信で質疑応答をするなどすれば判断材料は増えますが、一方的なコンテンツ配信なら写真・テキストとそれほど変わりません。
本当に稼いでるのかどうかはわからないし、本音を言ってるのかどうかもわかりません。ポジショントークや、セースルトークが多分に含まれていますからね。
ブログでの印象とリアルの印象が全然違うというのは「あるある」です。
有名ブロガーで、ブログで吠えてるひとほどリアルで会うと腰が低かったり、ギャップが大きかったりしますしね。
わたし自身も過去に、「えええ、思ってた感じと全然違うΣ(・ω・ノ)ノ! めっちゃ腰低くて優しいひと…」と衝撃を受けたことがあります 笑。
プライベートブログなら本音も語るでしょうが、マネタイズのためにブログを運営している場合は必ず、その情報や考えを発信する「意図」が存在します。
あえて、
ひとが言わないことをストレートに伝えていたり、
起業なんて簡単にできちゃうよ♪とゆるふわキャラを装っていたり、
炎上すると分かったうえで強いワードを使っていたり
つっこみどころを入れた記事を書いたり。
SNSで受け取る情報は多くの場合、演出されたものなんですよね。
だから、発信やブランディングの「意図」を解釈しようともせず、表面の情報をまんま鵜呑みにしているひとはとても危険です。
「情報の真意や、本音を言ってるのかどうか判断しないといけないのがネットは面倒くさいから、リアルのつながりで仕事を広げていった方がストレスなくていい。」
という知人がいますが、この考えを聞いたときになるほど、と思いました。
もちろん、リアルでも偽るのがうまいひとはいますよ。詐欺師とか 笑。
でも、文字情報のみのブログとは違って、リアルの場合は話し方、スピード、リアクション、仕草、姿勢、などなど、取得できる非言語情報が多いです。
こちらの投げかけに対する受け答えによって、本音を言ってるのかどうか、対応力やコミュニケーション力はあるかが測れますしね。
SNSの発信を信じてる人、大丈夫?
個人の仕事をはじめた当初、ひとを疑うという性質を持ち合わせていなかったので、SNSの煌びやかな投稿を見ては、みんなすごいなと思っていました 笑。
でも、様々なひとから話を聞いたり、集客の相談を受けるなかで、ネット>>>リアルなひとばかりだということが分かってきました。
一見稼いでいるように見えるひとから集客の相談をもらうこともありますし、必死にキラキラした写真をアップしているけど集客できてないという話を人づてに聞いたりもします。
SNSでの投稿って、一番いいところを切り取ってるんですよね。
旅行のパンフレットのようなもの。
以前オーロラを見にフィンランドに行ったときに、TVや写真で見てイメージしていたオーロラと違いすぎてガッカリしたことがあります。
オーロラツアーの添乗員さんに、「今日は比較的オーロラが見れた方ですよ! 良かったですね」と言われて「うそでしょ、パンフレットと全然違うじゃん、、、」と怒りすら覚えたのですが 笑、パンプレットに載せる写真は、当然ながら、一番いいものを使いますよね。加工だってしますよね。
だって、その方がお申し込み入りますもんね。
多くの起業女子のインスタやFBで見る「インスタ映えした写真」「セレブ風写真」も同じです。何枚、何十枚と撮影した中で一番いいものを加工してMAXのクオリティーでアップしてるんですよね。
だって、その方が稼いでる風に見えてお申し込みが入りますもんね。
まとめ
ちなみに、わたしはビジネス上必要なのでSNSもやっていますが、正直こういう仕事をしていなかったらやりません。
SNS依存もしていないので、何日も開かなくても全然平気です。リアルなつながりだけで十分なので。
仕事に関しても、集客のメインはWEBですが、一緒に仕事をするパートナーは、リアルのつながりの中から広げています。
知らないひとのすごいでしょ投稿を見て得るものってなにかありますか?
それが本当かどうかも分からないのに?
SNSもネットも確かに便利なツールですが、そこにリアルを求めるのはそもそも間違っています。
振り回されないようにしましょうね。