女の子はみんな、シンデレラが好き?
こんにちは、斉藤です。
「起業女子ブームはもう下火だし、ウォッチするのも飽きたしなぁ…」と、起業女子ネタは去年で卒業、のつもりだったんですが、気になるテーマがあったのでこうしてブログを書いています。
情報発信のメインはWP、最近よく開くSNSはTwitterなので、わたしの生活圏でアメブロ起業女子に接する機会は少なくなりました。
だからこそ、たまにアメブロを開くと衝撃を受けます。
そうだそうだ、自撮り、するんだったよね。
同じポーズの集合写真、載せるんだったよね、と。
で、今日たまたま目についたのが「エレガントな主婦起業」をテーマに Web集客を指導しているコンサルタント。
主婦起業で「エレガント」を推しているひと、多いですよね。
「エレガントに集客しましょう〜♪」というフレーズを見て、わたし正直、イラっとしたんです 笑。
https://twitter.com/masapopopo0201/status/956010433642729472イラっとするのは自分の何かが反応しているということなので、「そんなにゆるいスタンスで集客できるはずないじゃん!」みたいな思い込みを、リトル斉藤が持っているのかもしれません 笑。
ただ、今日のブログでお伝えしたいのはそこではなく。
「エレガント主婦起業」から学べること、がテーマです。
コンセプト設計は「エレガント」を参考に
主婦をターゲットにしたビジネスで、「エレガント」ってすごく強力なキーワードだと思うんですね。
それはなぜかというと、子育て中の主婦の日常とはかけ離れたキーワードだから。
エレガント(elegant):落ち着いて気品のあるさま。優美なさま。「エレガントな身のこなし」
出典:コトバンク
「エレガント」の意味は上記の通りですが、このキーワードからは気持ち的な余裕、体力的な余裕、経済的な余裕をイメージさせます。
育児中の多くのママはそれとは対極の位置にいて、いつも寝不足で、バタバタしていて、自分のことは後回しでストレスも溜まりやすい。
でも心の底では、もっと余裕のある暮らしがしたい。自分を満たして、子供にイライラしないわたしになりたい。
そんな想いを抱いているひとが多い。
これって、舞踏会に憧れるシンデレラの気持ちに近いんじゃないかなと、思うんです 笑。
なりたいわたしと、そうじゃない現実にいるわたし。
渦中にいる、夢見る夢子タイプの女性はシンデレラと自分を重ねて夢を見てしまうのでは?と。
というのも、最近読んだ本の内容とリンクしまして。
多くの女性はシンデレラと同じように、「今いる場所」(本当の現実)よりも「何不自由なく暮らしている夢の世界」を「本来の自分がいる場所」だと思っています。
出典:ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則
シンデレラは継母に虐げられるなど「辛い」生活を送っていたので、そこは共通しませんが。
「エレガント」というキーワードは、シンデレラに憧れる主婦の心をがっちり掴むキーワードだなと。
髪を振り乱して、家事育児に奔走している現在と、キラキラした世界で余裕のある暮らしをしている、なりたいわたし。
この差が大きいほど、ひとの心はぐっと引き寄せられるのだと思います。
だから、慌ただしい日常とは真逆の「エレガント」な生活に憧れを抱く。
それからもうひとつ、ひとは、建前を認められた上で、本音に共感されると心が動きます。
例えば、会社に部下がいる立場だとして、上司という立場上、しっかりしないといけない場面は多いです。厳しいことも言わないといけない。でも、たまには弱音を吐きたくなる。
そんなときに、「上司だからやって当たり前」と言われるより、「上司だからやって当たり前でも、同じ人間だもの。たまには弱音吐きたくなることがあってもいいよね」と言われるのとどっちが心が動きますか?
言われる相手にもよると思いますが、後者はなんだか、ちょっと心が緩みませんか?
話を戻すと、日常でキラキラなんてしていられない、でも本音では余裕のある生活に憧れる。
このギャップをうまくついているんですよね。
主婦をターゲットにしているからこそ刺さるワードだと思います。
徹底したエレガントブランディング
冒頭の、「エレガント集客〜♪」にイラっとした件に話を戻しますが、わたしがイラっとしたのは、ブランディングが徹底していたからこそ。
- エレガントを漂わせるフォント選び
- キラキラした装飾
- やわらかいトーンの暖色系の配色
- 余白のあるレイアウト
- プロに撮影してもらったキラキラプロフィール画像
- ブログ記事の言葉づかい
画面全体から「エレガント」が溢れでていたんです 笑。
まさに、コンセプトに合わせたデザイン。
仕事上、ビジュアルの細部にまで目が行くんですが、徹底したエレガント推しには脱帽しました。
起業コンサルや集客コンサルを生業にしていても、ブログがチープ、ダサい、記事が読みづらい、写真のクオリティーが低いひとはかなりいます。
そういうひとに比べると、「どう見られるか」をちゃんと意識してビジュアルをコントロールしているな、と。
印象操作という意味では参考になるなと思いました。
こういうひとは「ブランディングで価値を高く見せて売る」ビジネスモデルなので、当然っちゃあ当然ですが。
エレガント主婦起業から学ぶことまとめ
- シンデレラが抱いているのと同じ「気持ち」を活用すると、女性に刺さるコンセプトやキラーワードが見えてくる。
- 建前を受け入れた上で、本音に触れると心は動きやすい。
- ブランディングは細部まで。
ちなみにわたしはシンデレラに憧れたことがないので、こういうコンセプトや発信には全く心が動きませんが 笑、同じ女性として理解はできます。
先日読んだ本はこちら。
わたしにとっては真新しい内容は特に無かったですが、マーケティングってなんぞ?という初心者さんで、女性向けサービスを提供しているひとには参考になると思います。
同じ商品でも、男性と女性では響くポイントも、購入までの行動も何もかもが違うので。
特に、女性をターゲットにしている、がちがちな男性の方にはおすすめです。