強みがない…と思っている人の3つの勘違い

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Web集客の相談にのっているなかで、「強みがないんです」と悩むクライアントさんは少なくないです。

「平凡な人生を歩んできたので、、、」
「自慢できる実績がありません」と。

強みというのは、「その人が選ばれる理由」になるもの。


Twitterなんかを見ていると、同じ業界で同じくらいの年齢で、圧倒的な発信力を持っていたり実績のある人がたくさんいます。なのでそういう業界のトップオブトップと自分を比べて恐縮してしまう気持ちはわからなくもないです。

自分が一番だと誇れる強み、上位1%に入るもの=強みと捉えてしまうと、ほとんどの人の人生は平凡で、平均的な人ばかりになってしまいます。

でも、強みというのはそういう、誰もが認めるわかりやすいものだけではなく。



例えばパーソナルスタイリストの場合。

よくあるのは、「芸能人やモデルのスタイリングをしてきた」「元販売員で、コーディネート提案を何千、何万としてきた」といった実績。こういう実績はわかりやすい強みです。

それから圧倒的なセンスも強みになります。インスタにアップされているコーデ写真がいつもオシャレとか、真似できない独自の世界観があるとか。

また、美人、スタイルがよいなどの容姿も強みになります。目を引くし、「こんな風になりたい」と思われやすい。

じゃあ、こういう、人と比較して秀でていると思えるものや特殊な体験、圧倒的な実績がないひとは売れないのかというと、そうではありません。

アパレル業界で働いたことのない人でも、ビジュアルが普通の人でも、ダサい人でも、売れている人はいます。

売れている人と売れていない人の違いは、強みを正しく理解して、適切に使っているかどうかです。

「強みがない」と言う人の多くは、勘違いをしているんですね。

  • 競合と比べて自分には強みになるものがない
  • お客様に選ばれる理由が見つからない
  • なんでも平均的で平凡な人間だ

と思っている人は最後までぜひ読んでください。

差別化や独自ポジションをとるヒントになるはずです。

目次

そもそも「強みがない」と「思い込んでいる」だけ

何十年生きてきて、何も強みがない人はいません。オリジナルの経験をたくさんして来ているはずなので。

「強みがない」というのは思い込みで、誰でも強みの“素”は持っています。ただそれを強みとして加工できているかどうかの違いだけ。

再びパーソナルスタイリストを例に挙げると、たとえば「芸能人やモデルのスタイリングをしてきた」というのはただの事実です。

この事実を、今よりオシャレになりたいと思っているひとに対して使うから強みになるんですよね。

そこまでオシャレになりたいわけじゃない。似合うものを知って地味な印象は脱却したいけど、周囲から浮いて目立つこともないそれなりの自分でいたい。

このような人がターゲットだと、圧倒的な実績は、かえってお客様が恐縮してしまう原因になり得ます。自分にはハイセンス過ぎるものを提案されるんじゃないか、と。

両者の違いは、ゼロをプラスにしたい人をターゲットにするか、マイナスをゼロにしたい人をターゲットにするかの違いです。

また、パーソナルスタイリストやイメージコンサルタント だと、容姿の良さ=強みだと思われますが、それも人によりけり。

ここでちょっとわたしの話を。以前、ショッピング同行中にお客様に言われた言葉を紹介します。

クライアント
お客様
前に美人でスタイルのいいイメージコンサルタントの方にショッピング同行をお願いしたことがあるんですけど、なんだか自分が引き立て役になってる気分で…。
一緒に歩くのが辛かったんです。
なので、斉藤さんでよかったです。


こんな風に言われたことがあります 笑。

言われて少し複雑な気持ちになりましたが 笑、このお客様にとっては、容姿がいいことが強みにならなかった、むしろマイナスに作用してしまったんですね。

ポイント:強みになるかどうかはターゲットによって変わる。

「強み」の解釈の間違い

多くの人が、「強み」と聞くと他者と比べて自分の方が秀でていることは何か?と考えるんですが、これも間違いです。

強み=他者よりすぐれたものと捉えているから見えてこないんです。

繰り返しますが、強みの“素”は誰でも持っています。美人も雰囲気美人もそこそこ美人も不美人も、どれもが強みの素。

「美人じゃなくてもメイクを変えれば美人になれる!」のようなコンセプトにするなら、すっぴんも美しい完全な美人では説得力がありません。

そこそこ美人な方がリアルだし、わたしでも目指せると思ってもらいやすいです。親近感がわきやすく共感してもらいやすい。

この場合は、ターゲットと距離が近い方がいいんですね。

ポイント:「優れたもの」から視点を変えると強みが見つかる。

「強み」は自分では見えない

「強み」を見つけようとしても見つからないのは、強みの“素”は死角に潜んでいるからです。

これはよく言われることですね。「自分で見つけようとせずに他人に聞くといいよ」と。

強みって、自分では意識してなくてできていることや当たり前の中にあります。だから自分では気づきにくいんです。

自分で探そうとしても見えないから、「自分には強みがない」という結論になってしまうんですね。

これまでに、◎◎について教えて!と言われたことや、3年以上当たり前に続けていることはなんでしょうか?

そういうものの中に強みの“素”は隠れています。

ポイント:周りの人に聞いてみよう。

「強みがない」という勘違いまとめ

というわけで、強みがない…と思っている人の勘違いについてお伝えしました。

個人で情報発信する人が増えていく中で、差別化やポジショニングは今後より重要になってきます。

戦わなくてもいいポジションどりをするためには、どんな強みの“素”を誰に対して発揮するかが大事です。

あなたの個性やこれまでの経験、持っている知識が強みとして発揮できる相手は誰でしょうか? どういう風に加工をすれば強みになるでしょうか?

強みを再定義して、もう一度自分と向き合ってみてください。

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